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2002年3月期に連結ベースで約170億円の債務超過に陥り、2002年は不採萱重垂木からの撤退などリストラに追われた。
新商品投入などが手薄となり、2001年は4割近かったシェアが大きく低下した。
シェアを伸ばしKに肉薄したのがM電器産業とN。
M電器は前年の5位から2位に、Vは4位から3位に順位を上げた。
販売台数を前年より約5万台増やしたVは「R」と「R」の2が牽引役となった。
MDのほかCD、カセットテープに対応し、チューナーも内蔵した一体型商品で、カラフルな色使いのディスプレー部などデザインも受けた。
初心2002年のMDラジカセの国内出荷台数は29万台で、前年比30・9%減と大きく落ち込んだ。
MDラジカセ市場は2000年まで拡大基調をたどったが、2001年に1.8%減とわずかながら割れ。
CDより小さいというMD本来の特徴を生かせる携帯型MDプレーヤーの普及や、より本格鍔的な音響が楽しめるホームシァターシステムの市場拡大などが背景となり、2年連続のマイナスに追い込まれたとみられる。
若声向けの入門機や、2台目、3台目のオーディオ機器としての需要を取り込んだ模様だ。
Sは順位こそ2位から4位に下げたが、シェアは1.4ポイント高めた。
ラインアップにカセットテープ対応モDと対応しないモDを用意し、きめ細かく消費者ニーズをつかんだ。
前年3位につけたAは2002年12月にSに吸収された。
年間を通じて新商品投入に割きにくく、苦戦を強いられたとみられる。
他商品に振り向けるため縮小するメーカーが増える可能性もある。
順位が入れ替わりやすい情勢が続きそうだ。
M産業の2強で市場の大半を押きえた。
前年に2.1ポイントだった両社の差はM電器の追い上げで一ポイントまで縮まったものの、首岸位はSが堅持した。
Sの携帯型の中核モDは「DlEJ885」。
本体色を4つそろえることで主に若い女性層の支持を集めた。
据え置き型でも省スペース設計の「CDPlA39」が好調な売れ行きを示した。
2強以外の上位メーカーでは、経管不振から新商品の開発や販売促進活動に十分な力を割けず、シェアを落としたとみられる例が目立った。
シェア3位は前年と変わらずAだったが、同社は2002年12月にSに吸収合併された。
前年は一時的に市場が拡大したが、再び減少に転じた。
CDプレーヤー市場には携帯型と据え置き型の両方を含むが、据え置き型はごくわずかで携帯型が9割以上を占める。
携帯型のCDプレーヤーは、より小型の記録メディアを使うMDプレーヤーに需要を奪われ、市場が縮小する傾向にあるといえそうだ。
シェア争いでは前年に引き続きSとMに軸足を移すなか、低価格品でラインアップを拡充する独自路線でシェアを伸ばしてきたが失速した。
4位のKも事業お選択と集中を進めており、CDプレーヤーの出荷を絞り込んだ模様だ。
Pは前年に5位につけていたが、据え置き型プレーヤーに特蝦化しており伸び悩んだ。
代わってS電機が5位に浮上した。
2003年以降のシェア攻防の一つの焦点はSの動き。
Aを吸収合併したことにともない、一社で「S」「A」の両ブランドを管理する体制となった。
同社は住み分け戦略をとる考えで、価格下落が激しいCDプレーヤーでは「A」ブランドを全面に出す可能性がある。
勢力図を変動させる要因となりそうだ。
記録用MD(ミニディスク)の2002年の国内販売数量は一億6000万枚で、前年実績を2・4%下回った。
前年まで増加を続けたが、ついにマイナスに転じた。
オーディオ用カセットテープに代わる記時煽媒体の主役の座は堅持したが、主に使われる携帯型プレーヤー・レコーダー市場が伸び悩む状態。
この状態が続く限り、MDの国内需要が再び増加に転じるには時間がかかりそうだ。
ここ数年で、MDの録音可能時間を延長できる「長時間録音再生モード(MDLP)」規格に対応した携帯型のMD録再機の市場占有率が高まった。
一枚のMDでより多い楽曲を録音できるため、一人あたりの使用燃数が減っているとみられる。
こうしたなかで、メーカー各社はデザインに工夫を凝らすなどの対応で需要の掘り起こしを狙った。
前年に続き首位はSで、シェアをわずかに落とした。
主力の「N」シリーズのパック製品で、MD一枚ずつを個別に包装する手法を新たに採用。
楽曲名などを書き込むインデックスカードをそれぞれに付けるなどして使い勝手を高めた。
2位はHで、前年からシェアを0.1ポイント上げた。
ディスク自体に色を付けた「T」などが好調。
5枚、10枚単位で一パックになった製品に力を入れ、MDの主な需要層である20代を中心に支持を集めた。
TDKは目立つ新製品が出せずにシェアを落とし、前年に続いて3位となった。
F真フィルムは10〜20代の若い女性を狙った「A」シリーズが賑坐元好調。
シェアを0・2ポイント上げて4位に入った。
記録用MDの国内需要は2003年もほぼ横ばいか、減少する見通し。
パソコンを使いインターネット経由でCDRやメモリーカードなど腰兼田を取り込むといった手法が増えており、先行きは厳しい。
MD自体による需要喚起は難しいため、対応機種の市場がどの程度伸びるかが今後の市場動向を左右する。
プロジェクターの国内市場は拡大が続いている。
2002年の国内出荷台数は前年比36・5%増の15万7000台だった。
企業の会議室や学校などに加えて、低価格化が進んだことにより自宅でテレビ代わりに使う機会も徐々に増えてきた。
メーカー各社は積極的に新製品を投入して需要を掘り起こした。
首位はSEで、前年からシェアを2・6ポイントと大幅に上げた。
液晶プロジェクターの分野で幅広い製品群をそろえ、価格の引き下げも積極的に進めた。
店頭価格が15万円を切る「E」が販売好調だったほか、重さ1.9キログラムと液晶プロジェクターとしては最軽量水準の「E」が支持を集めた。
同社は2002年にプロジェクターの家庭用市場に本格参入した。
内部部材の9割以上を中国で調達するなどで2003年もさらに低価格の機種を投入。
家庭で手軽に使えるAV(音響・映像)機器として販売を強化していく方針だ。
2位は文具メーカー大手Pの子会社、プラスビジョン。
重き一キロ以下の「Vシリーズ」を中心に出荷を伸ばし、シェアを0・2ポイント伸ばした。
画像素子にはすべて米テキサス・インスツルメンツが開発したDLその他P(デジタル・ライト・プロセッシング)方式を採用。
他社と異なる戦略で、毎年着実にシェアを上げている。
3位はS。
電源を入れると、直前に使った時の投影角度などに自動調整できる「V」などが販売好調。
積極的に新製品を投入したことが奏功し、前年から順位を一つ上げた。
Nビューテクノロジーも製品群を拡充してシェアを上げたが、順位は4位に下がった。
プロジェクターは上位5社以外のメーカーも開発に積極的で、2003年に入っても新製品の発売が相次いでいる。
高輝度や小型化を進めるとともに、低価格化の流れもしばらく続く見通し。
ホームシアター用としての利用機会が増蒸市場が拡大するとみられる。
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